30代起業|起業サバイバル術|一年目を乗り切れ!

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起業サバイバル術|起業一年目をどう乗り切るか
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起業して1年以内に50%は廃業するなど、10年後には90%が廃業するなど、起業の生存率にはさまざまな説があります。

正確な情報を掴みづらい点は、一人=一法人設立であれば把握しやすいのですが、複数法人設立や、資産管理団体など、様々な実情があるからでしょう。

ただ、どの起業においても人生を賭けているわけですので、統計的に何割に該当すると片づけられてしまっては、困ります。

実体験を踏まえ、特に鬼門の1年目の突破のコツをご紹介します。

資本金で乗り切る

起業1年目をどう乗り切るか。

資本金が重要となります。

資本金 = 会社の体力(HP)です。

1億円準備できる方や、1年目からビックプロジェクトが何本も約束されている方は、以降読まなくて大丈夫です。

資本金をどう設定し、どう乗り切るか。ご紹介します。

資本金をいくらにするか?

全く、売上が立たないことを想定して資本金を準備してください。

個人借入 → 出資  はダメです。

※後々首を絞めることとなります。

すぐに売上が見込める場合

業種によって、すぐに売上が見込める場合は、運転資金(経費)4ヶ月分程度を資本金として良いと思います。

例:運転資金 月額100万円  → 資本金を400万円とする。

固定客が予め見込める方は、比較的安心です。

ただし、資本金は開業資金として一部消化されますので、油断は禁物です。

開業資金は、様々な科目で支出があります。

気にしていないと、あっという間に消化されます。

売上見込みが立ちそうにない方

売上があるまで長期間想定される場合には、長期に耐えられる資本金があることが必要です。

一年程度、売上が立たなくても大丈夫なよう運転資金1年分あれば安全です。

例:運転資金 月額50万円 → 資本金を600万円とする。 

厳しい計画ですが、半年から1年程度売上の目処が立たないことを想定し、準備した方が良いです。

どんなに楽観的な方も、売上が立たない場合の計画をネガティブプランとして準備してください。

起業後早々、ネガティブ思考でどうするんだとツッコミがありそうですが、ネガティブプラン無くして安心した仕事はできません。

資本金と運転資金

資本金と運転資金は、

資本金 = ゲームで言うところのHP

運転資金 = ゲームで言うところの運動コスト

みたいなもんです。

資本金は体力であり、以降、毎月の収支状況により、削られたり増えたりを繰り返します。

いつまで、会社の体力が続くかを「資金繰り」と言います。

一年目は、とにかく運転経費を抑えることが不可欠です。

削れば削るほど、資金繰りが持ちます。

会社が存続しなければ、欲張っても、見栄を張っても意味はありません。

一年目は、大抵見栄を張るための支出が出ないようご留意ください。

資金調達 開業時〜1年目

自己資金だけでは、心もとない場合もあります。

その場合、日本政策金融公庫など「創業者向け融資制度」があります。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html

「実直な事業計画」、「長期に渡り着実に貯金した自己資金(預金通帳)」があるのであれば、より低利な融資を目指して良いと思います。

また、コロナ禍においては、中小企業向け融資が相当受けやすくなっていますので、しっかりした計画であれば、問題なく融資を受けられることができますので、ご検討ください。

殆どの金融機関では、事前に必要な事項、書類を教えてくれますので、しっかり準備しましょう。

開業後、融資に際して重要な点は、売上が複数立っているかです。

売上実績があれば、1年目で収支が厳しくても、事業計画において発展的な計画が立案できていれば、融資検討の価値があります。

全く無い場合、活動そのものに懐疑的な評価を受けますので、1本でも多く売上実績を目指す時期と言えます。

融資に対して勘違いだった1社目

今までごく当たり前の内容を記載していましたが、私自身、会社を設立した早々に畳んだ失敗があります。

その敗因は、融資に対して取り組み姿勢を誤った点です。

私は、初め金融機関出身の同僚と起業しました。

その同僚に社長になっていただき、知識もあることから融資について任せていた状況でした。

頼ってしまった自分が甘かったのですが、その同僚は創業時から融資について甘い計画であり、「融資を受けられる前提の事業計画、資金繰り」だったのです。

運転資金を融資で賄う資金繰りでした。

そもそも、運転資金は簡単に融資でおりません。

もう一度繰り返します。

運転資金は簡単に融資でおりません。

今となっては分かるのですが、

借入の主な理由が、運転資金である場合、融資額が低くなります。

相当な運転資金額、例えば2ヶ月相当額などなど、、、、

貸主側で考えれば、わかりやすいのですが、

一年くらい安心な資金繰りのために、私に運転資金貸して?

と言っても、運転資金一年分は貸してくれないですよね。。。。。

普通に考えたら、一年立って返済できんの?と疑問しか湧きません。

融資のサイクルは、

融資 → 今後の売上のために必要な設備投資・人件費 → 売上 → 返済

のサイクルなのですが、上記視点が全く当時ありませんでした。

立派な事業計画、経験、肩書き があれば融資されるだろう、などととんでもない勘違い野郎でした。

そのため、当時の会社は運転資金に枯渇し、早々と畳むこととなりました。

まとめ

一年目を乗り切るために
  • 開業時は小さく、必要なことのみコストをかける。
  • 運転資金を残す → なるべく縮減
  • 1年目は見栄にお金を払わない(これは永遠かもしれない)
  • 良い借入をする(金利負担はしっかり確認)
  • 良い借入により、資金繰りを気にせずしっかり仕事ができる
  • 実直に商売をする(コツコツ売上を増やすと金融機関にも評価される)
  • クラウドファンディングなんてワンチャンやめといた方がいい(記載しませんでしたが、色々とトラブルの元だと思います。成功されている方おりましたらすみません。)

起業から一年経過すると、実直に仕事を行なっている場合、徐々に評価され、仕事も増えると思います。

評価・信頼を勝ちとれば、継続的な業務も増え一層会社存続が高まります。

ご参考までに。

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みんなの独立の養分となるブログ。平凡サラリーマン30歳起業→即ほぼ廃業→起業→10年。
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